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鉄の話
鉄のお話③
鉄のお話、早くも3回目。
今回はコストについてのお話をさせていただきます。
というのも
『物価上昇目標2%!』
っと掲げて早数年。。。
その実現がまだ出来ていないと言われていますが
あくまで勝手な持論で責任を取らないレベルでお伝えしますと
建築単価は2%なんて余裕で上昇しています!っと感じています。
なぜ2%で困っているのかわからないくらい上がっている印象(責任は取りません)です。
恐ろしいのは
建築のプロでさえ、その適正価格がわからなくなっており
改めて一番重要な要素であるコストについて考えてみます。
まず、前回ご紹介したどんな構造でも
コストを決める最大の要素は
材料費と工数(人工×日数)
です!
・・・なるほど、っとわかる人はここですぐわかります。
巷でよく言われている人手不足。
当然、建設業も人手不足です。
金額は需給のバランスで決まりますので
当然値上がり要因となります。
ただ人工がかかるのは
どの構造も一緒です。
では材料は・・・
これが鉄骨造の最大の特徴の一つですが
材料価格の変動がやたらに大きい!
こちらの表はH型鋼の1974年からの価格推移表
産業新聞WEB版からデータいただきました。
少々わかりにくいと思いますが
一番古いデータで
1974年1月 73千円/トン
最新で
2018年1月 80千円/トン
最高で
2008年9月 127千円/トン
最低で
1999年5月 30千円/トン
私の生まれた月で
1976年10月 77千円/トン
です。
一番安い時と高い時の差で
なんと423%上昇!
期間たった9年4ヶ月です。
結構なインフレです(汗)。
逆に意外なのは
高い高いと言われている今の鉄骨相場ですが
私が生まれた月とたった3千円/トンしか変わりません。
たった103.8%上昇。
私の記憶が確かなら
1976年生まれは皆、はまったビックリマンチョコ
当時、私はお小遣い500円だった小学生で
30円/枚を3枚買うのを楽しみにする可愛い男の子でした。
同じ小学生で箱買いする奴がいて衝撃を覚えたことがあります。
さらにシールだけ取って、お菓子を捨てるという異常事態が
田舎町で発生し、小学校で問題にもなりました。
ちなみに私が大好きだったキャラは
何者かわかりませんが
何か強そうで好きでした。
中学生の時、6つ下の甥っ子に
シール頂戴と言われ
『ああ、全然いいよ!』
っとかなり動揺しながら大人の階段を上ったことを覚えています。
その後も甥っ子にいろいろ物やサービスを提供しましたが
彼からは何も頂いたことがありません・・・
話はずれましたが
今のビックリマンチョコが80円/枚(ウィキペディア調べ)
ですから266%上昇です。
それを考えると
鉄骨の価格変動は激しいが
今の金額が高すぎるかといいますと
ビックリマンチョコの上昇率から比べたらそうでもないという
私の意見でした。
あくまでも私見ですので責任はとれませんが・・・
少々長くなりましたので本日はここまでにします。
ということでコストについて次回も深めたいと思います。