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そしてロゴもキャッチも変わりました(全6回シリーズ)第6話

【第6話】 最終話です。これまで読んでいただいて有難うございます。もう少々お付き合いください。

 (ちなみに第5話はこちら

 

 

いよいよ本題のチーズ工場内部へと潜入します。

 

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マイスターの絵がドアでお出迎えです。

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ここから一気にイタリアの風が緊張感と共に吹いています。

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守秘義務の都合上、一部しかアップできませんが

伝えたい事は

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 モノ作りのイメージが間違っていたこと

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あらためて手作りの意味がわかったこと

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100%の確率でイケメンだったこと

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基本写真ですが伝わりますでしょうか。

最初から最後まで機械がモノを作る光景に見慣れてしまった自分には


とても新鮮な光景に映ると同時に


作り手の気持ちを感じることが出来たのでした。

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白石区平和通ですが、やはりここはイタリアからやってきた職人たちの工場。

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コミュニケーションの大切さは万国共通です。


広い工場、ひとが一生懸命自分の手で

世界に誇る北海道の新鮮な牛乳を

イタリアの伝統的な製法でチーズへ次々と変えていきます。

 

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そして熟成させます。

 

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出来上がったチーズ。ナチュラル、リコッタ、モッツァレラ。

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そして製品化されます。

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そうして出来上がったチーズ、本当にありがたく頂きました。

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作る過程がわかると価値に対する考え方も変わります。


”極限まで安いものを買いたい” から始まるモノ作りは


何かを失わせているのかなと思っても見たり。

島田さんの仰る通り、


イタリアから遠い北海道の地へ移り住み、自分達の製法でチーズを作る毎日は


とても重労働で、楽しさとはほど遠い、厳しい仕事に映りました。

 

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でも手作りだからこそ発揮できる、ちょっとした感覚であったり工夫。

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人が作るからこそ、励ましあったり褒めあったりして出来上がるモノ。

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この繰り返しが本当の仕事の楽しさなのかなと、思いました。

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そしてオフィスに戻り、社長のデスクに飾ってあった言葉


オシャレだな、としか見ていなかった光景が

 

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言葉がこころに響くのでした。

 

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我が社で例えるなら


FUN&BUILD とは、楽しいよーという意味ではなく


厳しく丁寧な仕事のなかでお互いに思いやったり指導をしたり


そして結果をきちんと評価してあげること


うちがいちばん とは、お客様の”うち”が一番と思ってもらえること


株式会社I-PROさんと株式会社ノースユナイテッドさんを訪問させて頂き


そう思うのでした。


ちなみに、同じころロイトン札幌で開催された展示会は大盛況のようでした。

 

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さらに!

 

国産ナチュラルチーズコンテスト「JAPAN CHEESE AWARD’14」が
ホテルメトロポリタンエドモンド(東京都)で2014年10月30日に開催され、
「ファットリアビオ北海道」のチーズが金賞2つ・銅賞1つを獲得した。

 

との事で、そんな素晴らしいチーズ「ファットリアビオ北海道」は

こちらで味わう事ができます。

 

ネットでも購入可能です。ぜひ贈り物に!

 

 

以上

そしてロゴもキャッチも変わりました(全6回シリーズ)第5話

【第5話】 いよいよ大詰め

 (ちなみに第4話はこちら

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品質管理を統括している島田多美夫さんにバトンが託されました。

食品を扱うので当然ながら大切な品質の管理。

ぎょれんOBならではの食品に対する想いから

一次産業全体の問題、そこから続く「本当の楽しさ」とは一体なんなのか、

われわれ建設業界にも通じる、とても素敵なお話しを頂きました。

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インタビュアー 佐々木)以下、S

  「チーズ作り、大変興味があります!」

  「食べ過ぎることもあるし展示会に通ってたりもします。」 (第4話参照)

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島田さん)以下、Sさん

  「チーズ作りにも色々な工程があって、見て面白い工程にはもうちょっと時間があるので

 それまでは、食品というものづくりについて私から説明いたしますね。」

  「私はぎょれんで仕事をしてきたので一次産業の現状をそれなりにお伝えできると思います。

 職人不足や後継者の育成はいかんともしがたい問題で、残念ながら改善の兆しがありません。」

S)
  「建設業界も職人不足が課題となっています。」


Sさん)
  「思うに、一次産業の仕事そのものが楽しくなくなったことが原因と思っています。」


S)
  「楽しくない?」

Sさん)
 「楽しくないですね。先に法規、ルールに固められているので

 モノを創るうえで、まずクリエイトすることよりも、いかにそのルールをクリアすることが

 今は優先されている感じがします。」


 「食品に関しても建築に関しても、偽装問題が発生したこともあって

 一層のルール強化がなされました。ルール自体は当然悪いものではありませんが、
 
 まずそこをクリアしないとモノとして成り立たない。

 これはルールの範囲内なのかという減点法から始まるモノ作りが

 楽しさの本質を失わせた気がします。」

 

食品衛生管理者のベテランによるまさかの一言から始まるのです。

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Sさん)
  「元来、モノ作りは職人たちの技術とプライド、そして互いの信用から成り立っていました。

 下手をできない、いい加減な仕事はできない、と。

 自分自身に対する信頼と他人との関係のうえで、今までの製品を超えるモノを創ってやろう、

 という意欲のなかに仕事の面白みがあったと思います。」

 


  「まず最初に考えるのは、過去を超えるものを創ろう。そこから始まって、

 ルールは後から付いてくるもの、昔はそんな仕組みでした。

 今は、まず最初にそれがルールから外れていないか、を考えないといけません。

 必然的に、同じ品質で大量に生産できる機械が主役となり、人間は機械の補助的な役割に追いやられます。

 そこに個々の職人の技術やイノベーションは必要とされません。」


S)
  「チーズ作りのために機械をイタリアから仕入れたと聞きました。

 日本の機械ではダメだったのでしょうか?」

 

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Sさん)
  「ジョバンニのオーダーですべてイタリア製となっています。

 職人にとって機械はあくまで道具。使いやすい道具を選ぶのは彼らにとっては当然の事でした。」

 
  「モノ作りには人間の感覚が重要です。手作りとはそういうものです。

 その感覚を使って試行錯誤する姿が、仕事は楽しい という感情につながるのではないでしょうか。」

S)
  「機械化や効率化が、楽しさをスポイルしていると?」

Sさん)
  「仕事はきついです。あとから見てもらいますが、職人は朝早くから夜遅くまで、

 ひたすらチーズを作ります。それはキツイですよ。

 でも出来上がったモノが、自分の満足度を超えたしたり、褒められたり、 人に喜ばれたりすると、

 途端に楽しさに変わるのです。

 


 仕事はつらい、きつい、

 でも結果、褒められたり喜ばれたら楽しくなる。

 


 他のチーズも食べたうえで“やっぱりこっちが美味しい”と言われるから

 楽しくなって、やりがいにもなるのです。減点法におびえながら、ルールを意識しながら、楽をしながら、

 仕事がそんな状態では楽しさなんて得られません。」

 

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Sさん) 

  「ルールがあるなら俺はそのギリギリまで挑戦して、もしかしたらちょっとはみ出しちゃう

 かも知れないけど、こんなモノを創ったんだ、という気持ちって楽しいじゃないですか。

 もちろん、素人や技術不足に人間がそんな事しちゃいけません。

 技術を磨いたうえで、この人は下手をしない職人だという互いの信頼関係をもった上で、

 挑戦するんです。技術や経験がなくても誰でも同じものが作れる仕組みとは、正反対の世界です。」


S)
  「職人といってもいまいちレベルが解らないから信頼できるのか判断に迷いますけどね。」

Sさん)
  「建設業なら、例えば10年大工をやったらマイスターの称号をもらえるとか、

 分かりやすい制度があったら良いんじゃないですかね。」


S)
  「思うと、ヨーロッパにはマイスターみたいな職人を育てる環境があるように見えますね。」


Sさん)
  「ヨーロッパのモノ作りとアメリカを手本とした日本のモノ作りは根本的に違いますよ。」

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S)
  「ヨーロッパVSアメリカ?」


Sさん)
  「アメリカの自動車は機械が作ってるでしょ?今の日本も当然ながら。

 安く大量に一定の品質を作ることで利益を生む世界では、その方法は正しいです。

 消費者はモノを沢山買う事ができるし、それなりの満足度もある。

 生産側はどんどん効率化し標準化し、より安いコストを求めて拠点を移す。

 そうしていくうちに、人間は機械の補助役へと変わるのです。

 そしてモノが作ったモノを買う消費者は、やがてモノの価値に鈍感になっていきます。」


S)
  「機械がお菓子や車を作る光景は普通ですもんね。風景としては。

 機械が職人化してるというか。」


Sさん)
  「その光景に映る人間は楽しそうに見えますか?」


S)
  「表面的には楽しそうな気はしませんね。。そもそも映っていないし。」

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Sさん)
  「職人不足の原点はそこだと思うのです。前提として、

 仕事の主役から人間が外された光景をみて、職人にあこがれる子供がいるのかと。

 フェラーリは基本手作りですよ。ちなみに。」


S)
  「ラテン系のひとは日本人よりも大らかで細かい仕事は苦手そうなイメージがありましたが、

 思い返すと、洋服宝飾など繊細で芸術的なモノもありますね。」


Sさん)
  「ダビンチもイタリア人です。」


S)
  「でも機械化のなかにあってもモノ作りに挑戦している職人はいると思いますが。」


Sさん)
  「当然です。あくまで機械が主役であってはいけない、という意味です。

 繰り返しになりますが、人の感覚の中に技が埋まっています。

 それが苦労の末に表に出て現れることで製品が出来る。

 その価値をきちんと褒める人がいる、喜ぶ人がいる、

 その繰り返しが仕事を楽しむことだと私は思います。」

 


 「では、そろそろ見応えのある工程の時間なので、どうぞ。」

 


いよいよ工場に入ります。

手作りへの想いが伝わるでしょうか。

次週までのあいだ、変身後のすがたでお楽しみください。

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第5話ここまで

いよいよ最終話へ

そしてロゴもキャッチも変わりました(全6回シリーズ)第4話

【第4話】 そして何故かチーズ工場へ

 (ちなみに第3話はこちら

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ハウスクリエーションのお客様でもあるS様、そのお勤め先である

株式会社ノースユナイテッド様は人気を博した

「札幌円山動物園しろくまラーメン」の企画製造元でもあります。

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絶対、ひと稼ぎしたよなー と羨んでいたら今年はなんと「チーズづくり」を始めていました。

しかも昨年、イタリアから職人を呼び寄せて以来ずっと札幌に住まわせながら

ゼロから作りあげた半端なく気合の入ったチーズ。



北海道が誇る良質な牛乳と本場イタリア製法のコラボレーション、

ありそうでいて、無かった商品。

今年春のリリースにもかかわらず飲食業界では早くも話題になっています。

 

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「一度ぜひ工場に見学にきてください」 との有難いお誘いを受け、

チーズをタダでご馳走になりたい、ただその一心で伺ってきました。

その軽い気持ちが、冒頭 ノースユナイテッド社・高橋社長様のお話しで一変します。

 

さらに品質管理をされている 島田様のインタビューから

食品、一次産業、さらに仕事に対する大切な想いを知ることになりました。



本来、ものづくりとは何なのか、楽しさとは何なのか、を考えさせられた想定外の出会い。

FUN&BUILD と言いながら、FUNとは一体何なのか。

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今回のテーマでもあります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

インタビュアー佐々木)以下、S

 「10代のころから毎夜ブルーチーズを食べ過ぎては吐くほどのチーズ好きなんです。」

 「百貨店のチーズ展にも毎年通うほどのチーズ好きなんです。」

 「むしろ粉チーズで作った丘の上にパスタを乗せる方が正しいと思えるくらいのチーズ好きなんです。」

 

・・・イタリアの皆さんに私のチーズへの想いがどうやったら伝わるのか、

何度も心の中でシミュレーションを繰り返します。

ちなみに3つのうち2つは真実です・・・

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白石区平和通の一角にかのチーズ工場がありました。

おしゃれな看板がひときわ目を引きます。

アングルがちょっとずれると気まずい建物が映りこむので気を遣います。

 

 

おしゃれな入口

 


おしゃれなロゴ

 

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そのひとつひとつが、ここだけは白石区平和通りではなく
イタリアなんだと教えてくれます。


早速S様が2階からお出迎え。いつもお忙しいのにすみません。

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そして高橋社長にご挨拶。写真NGだったのでオフィスの写真と文字だけでお楽しみください。


S)

  「本日はありがとうございます。

  いきなりですが、チーズ作りを始められて驚きました。しかも職人さんを来日させてまで。

  一体、どんなきっかけで、ご縁で、始められたのですか?」

高橋社長)以下、T社長

  「元々、飲食の流通に携わっていたのですが、いつかは製造側もやりたいという思いは

 持っていました。そしてラーメンが当たり始めてからは、すぐに次の一手を考えていました。

 そんな中、昔から大ファンで通い詰めていた東京のイタリアンレストランから、

 本当においしいチーズを作りたいと相談を受けたことがきっかけです。」

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S)
  「レストランから相談を受けることもあるのですか?」


T社長)
  「飲食店向けのコンサルもやっているので、よく相談を受けます。

 余談ですが、どうやってお客さんを増やしたら良いのか 

 そんな相談をしてくるオーナーさんには、まず、これまで何名のお客様が

 延べ数で来られたのかを逆に質問します。」


S)
  「どれだけ増やしたいのではなく、どれだけ来店したのかを?」

T社長)
  「お風呂の栓をしていないバスタブにお湯をいくら入れても意味ないですよね。

 そもそも、今までのお客様にどれだけ満足して頂いているのか、

 そのお客様達と今も付き合えているのか、まずそこからです。

 お客様に奉仕するという考えを持てば、必ずリピーターになってくれます。」


T社長)
  「建設業界なら尚更、顧客とのつながりは長きに渡るじゃないですか。

 絶対、一度お願いした会社にずっと相談したいはずです。

 毎月チラシを送ったり、年に1度の紹介キャンペーンをお知らせしたり、

 お客様とつながりと持つ為にやれることは沢山ありますよね。

 販促よりもそこに目を向ける方が重要です。」

 

さっそく先制の連続パンチをいただきました。

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S)
  「きっとこの後も大きな展開を考えていらっしゃるのでしょうね。」


T社長)
  「いや、会社として大きいことを成し遂げることはあまり考えていなくて、

 お客様とのご縁や社員、仲間を大切にすることだけを今は考えてますよ。

 周りを幸せにすることだけです。とにかく。」

 


文字では伝わりにくいかも知れませんが、この時点で完全に気持ちを掴まれています。

 


S)
  「チーズの話しに戻りますが、やはり思い切った挑戦ですよね。」


T社長)
  「よく言われますが、自分では全くそうは思っていません。

 むしろ、相談されたタイミングや、職人との出会いなど、この機会に巡り合った人なら

 みな同じことをしたと思います。私の場合はそれをオールインでやったので、その意味では思い切ったと

 言えるかもしれませんが。」

*オールイン → 手持ちの経営資源をすべて投入することの意味と思われます。


S)
  「いやー、んー、うーん、オールインすか。。。あの白くまの利益も含め。。」

 

 これぞ起業家と思いました。

このあと、高橋社長とS様はロイトン札幌で開催される

店舗向けの食品展示会&一般向けワイン会の会場に出展者として向かわれました。

 

・・・

特別な広告宣伝をせずとも、春の発表からたった数か月で都内有名ホテル

メニューに採用されたりと飲食業界のプロには既に知れ渡っているチーズ。

北海道が誇る良質な牛乳とイタリアの職人がつくる本物のフレッシュチーズ。


北海道を代表するブランドになるであろう、乳製品。


このあと、いよいよ工場に潜入します。


と、思いきや


モノづくりに対する想いと”楽しさ”について

とても素敵なお話しがありました。

 

IMG_1784

 

第4話ここまで

次回、いよいよこのテーマの本題へ

第5話へつづく

そしてロゴもキャッチも変わりました(全6回シリーズ)第3話

【第3話・株式会社I-PROさん訪問企画】 クリエイティブの制作過程が垣間見えます。

 (ちなみに第2話はこちら

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インタビュアー佐々木)以下、S

  「今回の提案には何時間くらいかかったのですか」

 

伊藤部長)以下、I

 「けっこうすぐ出来ましたよ。」

 

S) 「すべておひとりで? さすが、できる人は仕事も早いですね!」

I)   「私のほかにカラーコーディネーター、コピーライター、

 デザイナーなどが集まって案を出しあいました。色んな案が出ましたよ。」

 

*こんな素晴らしい経歴をもっていらっしゃる方々が携わってくれました!

team

 

S)   「ボツ案も色々あったのですか?」

 

I)   「はい、色々案はでましたので。

以前、内池社長が”チーム”という言葉を使っていたのを覚えていて

”Team UCHIIKE” というフレーズなんかも面白いと思いましたよ。」

 

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S)  「FUN&BUILDもこういうところから?」

 

I)   「個人的にTOYOTA社のキャンペーンに使われている言葉も気に入っていて

 ほかにもいろんな分野からインスピレーションを受けるなかで

 従来の”建築を楽しむ”という流れも含め、これがベストなフレーズだと思いました。」

 

S)   「ところで伊藤さんが今FUNなのは何かありますか?

   クリエイティブな発想の源になるもの、と言いますか。」

I)   「今は、清少納言にはまっていますね。枕草子。日本の美意識を感じられますよ。」

 

S)   「まさかの、枕草子ですね。古典に戻るわけですか。」

 

 

建築を楽しむ会社」から「FUN&BUILD」への転換は、”自分達が楽しむ”から

”みんなが楽しい” へ変わったのかな、と。

そしてプロジェクトに関わっている方々の実績や多様な知識、経験を基に

ひとつのロゴやデザインが成り立っていると思うと、より “をかし” ですね。

今旨い事言ってますよ。わたし。

 

 

S)   「本日はお忙しいなか、有難うございました。」


I)   「どういたしまして。

  最後に、ずっと裸足で取材してくだしましたが、ここは土足で大丈夫ですよ。

  この床の木目とカーペットの段差は土足と裸足OKの境目ではないんです。」

 

最後の最後にドキドキさせるのもクリエイティブな仕事の大事な要素です。

 

*まとめ


新しいロゴとキャッチフレーズは、こうして出来上がりました。

 

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デザインを実際に作成された方にその背景や想いを伺う事で

ロゴがより身近な存在に、そしてキャッチフレーズの言葉をもっと意識して仕事をしなくては!

と思うのです。

 


すべてのお客様と共にFUN&BUILDを。

 

なんて事を頭に浮かべながら

 

 

...「FUN」

 

 

自分たちは仕事を楽しんいるのでしょうか。

 


そもそも「仕事が楽しい」って一体?


次にうかがった「ノースユナイテッド社のチーズ工場」でも


そんな話に遭遇しました。

 

 

第3話ここまで

次回、場面は変わり 日本でいま一番アツいチーズ工場でイタリアの方々と触れ合ってきました!

第4話へつづく

そしてロゴもキャッチも変わりました(全6回シリーズ)第2話

【第2回目】 早速、インタビューが始まります! (ちなみに第1回目はこちら

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ここは札幌市大通り

成功者だけが入居を許されると思わしきビルの4階に

株式会社I-PRO さんはあります。

エレベータの扉が開くと早速オフィスが。

デザイン会社だけあってクリエイティブな香りがエレベーターの中からも匂っていました。


いきなり2つの入口が。ビジターの我々はどちらから入れば良いのでしょう。

左右のプレートがヒントのようです。

 右

 左

 

・・・

入口があまりにもクリエイティブなせいで凡人の私たちにはビジター用の入口が解らず

結局、自分の気持ちにしっくりくる方(左)の入口から堂々と入ります。

 

漂う ‘誰だコイツ感’ はこの際無視しました。

 

オフィスにはこれまでの輝かしい実績と、細部にわたるデザインセンスの良さが光ります。

「これがクリエイティブの源かー」としばし写真撮りに夢中に。

振り向くと後ろのドアには可愛らしい受付用内線電話の案内。

その佇まいと位置が、ビジター用入口が右だったことをそっと教えてくれました。

 

胸の鼓動が落ち着く前にクリエイティブディレクター 伊藤部長さんがお見えに。

今日もオシャレで年齢不詳です。このドキドキ感はときめいてるせいではありません。

入口を間違ったせいです。



インタビュアー佐々木)以下、S

  「本日はお時間頂き有難うございました。色々と伺いたいので宜しくお願いします。

会社の誰にも言いませんのでざっくばらんに本心を伝えて頂けると幸いです。」

「まず、今回の依頼があってから既存のデザインを見られたと思いますが、率直なご意見を。」

本音を探るためには多少の嘘も厭いません。

 

伊藤部長)以下、I

「社名とロゴのバランスに違和感がありました、社名が小さいなと。」

「それにローマ字表記にしたとき、“I”が重なる部分があるんですが、

 読みにくさを感じました。あと色の組み合わせも余り見ないタイプでしたね。」

従来のロゴ

S)   「なるほど・・・(確かに)

 ところで御社が得意とする分野はどんなお仕事ですか?」

I)   「広告・マーケティング・企画がメインです。デザインはもちろんですが

 ブランド設計からも。企業CMや市町村のイメージキャンペーンなど

 皆さん目にした事のある広告は沢山あると思います。

 室蘭でいうとかつてのJazzCruise のポスターなんかも。」

S)   「やはりプロの視点から見て変えるべき部分がありましたか?ロゴに。」

I)   「企業それぞれに想いはありますから残すべきベースはあります。

 一方で、色の組み合わせは非常に重要なので他社事例も提示しながら

 配色のパターンをプロとして提案させていただきました。」

S)   「ただ、結果大きく変わっていないようにも思えますが。」

I)   「実はトーンを変えています。」

S)   「クリエイティブと顧客のオーダーの狭間ですね。」

I)  「・・・・。つぎに気になったのは文字体とそのバランスです。」

S)  「室蘭では有名企業ですが札幌ですと絶対ここと間違えられますもんね。

  施主様にすら間違えられる程ですし。」

I)   「なので、”UCHI”を目立たせました。」

S)   「そしてもっとも気になるのは、うちがいちばんという挑戦的な・・」

I)   「これは最初から決まっていたんです。」

S)   「と言いますと?

  ぶっちゃけ他社様の目も気になったりするのですが、調子乗るなよと。」

I)   「経緯から説明しますと、

  まず目指すものとして次のキーワードを社内で挙げました。」


・良い意味での脱室蘭感


・北海道を代表する会社を目指すというランク感


・設計・施行を任せれる中小企業としてのデリケートさ、繊細さ。


・現代感


・社長のfacebookから伝わる楽しそうな感じ

 

I)   「そして今のウェブサイトはコンテンツが多くメッセージオーバーになってる印象があったので

  ロゴやキャッチは特にすっきり感を意識しました。」

   

  「更に言わせてもらうなら、

  自社の情報よりはよりお客様の視点で色んなメッセージを発信したら良いと。

  それらも合わさって、“うちがいちばん”というワードが出てきました。

  “うち”と言うのは、お客様が自分のことを指す“うち”という意味を込めてます。

  “わたしのうちがいちばんと。

S)   「なるほど、内池の“うち”や我が社としての“うち”ではなく

  お客様自身の“うち”だったんですね。

  お話しを聞いたうえであらためてデザインを見ると決して挑戦的ではありませんね。

  むしろお客様に寄り添ってる感じがします。」

I)   「家族やオーナーさん達の視点、理想像を思い描けないと、

  建築に落とし込めないのではないでしょうか。そんな意味を汲んでいただけると。」

S)   「このデザインが、これから各工事現場で見られる訳ですね。」

  「そういえば弊社札幌支店の入口の看板もこれに変えるとインパクトありますね。」

I)   「有効なブランディングだと思います。」

作者の意図を伺うと、表面的でない奥に潜むものが見えてきます。

すべてのお客様が「うちがいちばん」と思っていただけるような

建物作りになったら良いなと思いました。

 

第2回ここまで

次回はもっと深い話となりました。

第3話へつづく