18年7月に東京ビックサイトで行われた「住宅リフォームフェア2006」のセミナー部門で「中古再生住宅ビジネスの魅力」をテーマに講演した内池建設(室蘭)の内池眞人社長。「攻めの戦略」の最終回は、中古住宅の使える部材を最大限再利用し、建築コストを低減する「再生住宅」に挑戦する内池社長に、地場工務店の生き残り策を聞いた。
−再生住宅を始めたきっかけは。
30年ほど前、町中にあった雑貨店は、ことごとく姿を消し、ごくわずかな店だけが小型スーパーなどに業態を変えて生き残った。それと同じように地場の工務店もこのまま手をこまねいていれば、淘汰(とうた)されてしまう。住宅の新築需要は間違いなく減っていくからだ。
厳しい時代を迎え、大手ハウスメーカーと対抗して地場の工務店が生き残っていくためには「再生住宅」しかない。住宅はこれまで「新築」か「リフォーム」の二者選択だったが、その両方を兼ねた第3の選択技として「再生住宅」を5年前から始めた。
リフォーム並みの価格で
−中古住宅の再生は他社でもやっているが。
住宅の基礎や躯体の構造材だけを残して、後はほとんど新しいものに取り換える「再生住宅」は他社でもやっている。しかし、貴社の「再生住宅」はまったく違う考え方だ。基礎や構造材はもちろん下地材から照明、コンセント、電線コードに至るまで、補修して使えるものは最大限に再利用する。
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